仏教用語解説

1、四苦八苦 ~ 誰人といえども避けることのできぬ苦悩

 四苦①生、②老、③病、④死 + ⑤愛別離苦⑥怨憎会苦⑦求不得苦⑧五盛陰苦。

2、三界と六道輪廻の関係 ~ 悪思想や煩悩に災いされた現実の迷いと苦悩の世界

 三界(欲界、色界、無色界)

 六道~三悪道、四悪趣(地獄、餓鬼、畜生、修羅、)人界天界を努力せず繰り返す迷いの境界。

3、五濁悪世~生命の濁りを起因とする悪世

 ①劫濁②衆生濁③煩悩濁④見濁⑤命濁 ~ 時代の濁りから社会思想が濁る迷いの世界。

4、謗法厳戒 ~ 正法に背く事(由なく仏法を謗る不信の者)

 十四誹謗 ~ 十四の悪の因 ①驕慢 ②懈怠 ③計我 ④浅識 ⑤著欲 ⑥不解 ⑦不信

                    ⑧顰蹙 ⑨疑惑 ⑩誹謗 ⑪軽善 ⑫憎善 ⑬嫉善 ⑭根善

5、四箇の格言 ~ 邪宗破折の格言

 ①念仏無限 ②禅天魔 ③真言亡国 ④律国賊

6、三災七難 ~ 正法を信ぜず邪法を信ずるゆえに起こる災い

 三災~①穀貴②兵革③疫病  七難~①人衆疾疫の難②他国侵遍の難③自界叛逆の難

     ④星宿変怪の難 ⑤日月薄蝕の難 ⑥非時風雨の難 ⑦過時不雨の難

7、三障四魔 ~ 仏道修行を妨げようとする障害

 三障~①煩悩障②業障③報障   四魔~①陰魔②煩悩魔③死魔④天子魔(第六天の魔)

8、一念三千、十界互具と十如是の関係

 一念三千は十界互具より始まる。宇宙森羅万象ことごとくそれぞれの外に現れる諸法実であり

 質(性分)、実であり、及ぼすを内在し発動して用となり、となり、となり、結

 生む。 そのいはそのまま相であり、すなわち本末究競して等しい。(十如実相)

 理の一念三千(迹門)~十界互具(二乗作仏)して百界十如是を説き百界千如、(三千如是)

 事の一念三千(本門)~三妙合論(本因、本果、本国土)に約しての一念三千(三千世間)

 ところが大聖人の三大秘法の(南無妙法蓮華経)において初めて生命の本質が解き明かされた。

*仏界に約すと末法の衆生を縁となす。(釈迦とは何の縁もない)本因の仏は凡夫の姿そのまま。

 御本仏即御本尊のお姿であり(凡夫僧)、ピカピカの仏相、あれはウソ(ニセモノ)。

9、病気の原因 ~ (身の病と心の病)について

 医者の処方で治せる病と、治せぬ病とがある。なかでも医療の手の届かぬ業病と言われる病や、 心の病は過去世における正法誹謗の科によると、ある仏典に述べられている。

 これを治するには、正法に縁するしかなく、ここにおいて真の宗教の必要性が問われるのである。

10、衆生所遊楽 ~ 衆生の遊楽する所(娑婆世界)

 ”一切衆生、南無妙法蓮華経と唱えるより外の遊楽なきなり”と説かれ今生に正法に巡りあい正し

 い信心をしていく事が大切である。

以上 12/06/23

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