・ケイドウロースの経済理論(社会的な土台~ドーナツ経済)
水・所得・教育(内側)環境的な上限(外側)
公正な資源配分は可能か否か?
・経済成長から脱成長へ
地球は一つであり、世界は繋がっていて一国だけの問題ではなく、抽象的で偽善的な人道主義では収まらず解決しない。世界システム危機に陥った現在状況を考慮に生活レベルを70年代の水準に落とせるか又は先進国の経済成長を一時諦めて脱成長の方向へ向かえるか。
世情は脱成長型のポスト資本主義への大転換期の方向を望んでいるようだ。
・脱成長可能な産業と困難な産業との立て分け
価値と使用価値(コモンズ)の対立
・コモンズの重要性
万人に対する使用価値を有するがゆえに商品化されずに存在してきた。
資本主義の本質(希少性・競争性)が負債という権力構造を生み出した。
この競争原理(マーケテイング産業)拡大に、広告(ブランド化)が増大。
米国型の資本主義(資本専制)とは決別し、文化・芸術・スポーツ・友情・愛情溢れる「自由の国」「必然の国」を希求する機運が高まってきている。
*コモンズの管理は国家に依存しなくていい。
水・電力・農地等は、地方自治体、市民で管理できるようにシステム化する。
ワーカーズ・コープ(労働者協同組合)~介護・保育・清掃・農林等)
無駄な労力が減ることで環境保全に繋がる。
・土地の活用見直し
投機目的で売買されてる現状では実質活用は欠乏している。土地価格が減 じても使用価値、有効性は全く変化しない。しかも人々がその土地に住むために今までのような長時間労働をしなくて済むという潤沢さが回復される。
・共有地としての土地(コモンズ)
コモンズの解体(囲い込み)が資本主義を生み出してきた。
土地は本来根源的な生産手段であり個人が自由に売買できるという私的な所有物ではなく社会全体で管理するものだった(共有地)
・水力から化石資本へ(独占的)
水力は自然とともに存在する完璧な持続可能な安い動力源である。
化石資本は輸送可能な利便性と排他的独占可能なエネルギー源として価格維持のためには余剰分を破棄させるという事さえ正当化してきた。
・私財の増大は公富の減少によって生じる。
他人を犠牲にしてでも私腹を肥やすことを正当化する。
・新自由主義の台頭(グローバル化の波)
民営化、規制緩和、緊縮財政、金融市場の増大、自由貿易の拡大
・四つの選択肢 ~ 資本主義を維持したままの脱成長は可能か
- 気候ファシズム ② 野蛮状態 ③ 気候毛沢東主義 ④ X
以上
「資本主義はなぜ自壊したのか」 中谷巌氏著作 等より共感するものを記した。