里山資本主義

かって人間が手を入れてきた休眠資産を再利用することで、原価0円からの経済再生、コミュニテイー復活を果す現象を言い、安全保障と地域経済の自立をもたらし、不安、不満、不信のスパイラルを超える。

*日本経済の繁栄は、そう簡単には終わらない。

 ①ゼロ成長と衰退との混同~GDPゼロ成長だから日本経済はダメ論の誤り

 ②国際競争力低下による円高移行で貿易収支が赤字だからダメ論の誤り  

 ③デフレ脱却論(金融緩和への取り組み方の問題)

 借りに来るのはリスクの大きい相手ばかりで、きちんと返してきそうな事業が見当たらない。仕方がないので国債を買うということ。       

 ・アベノミクス~公共投資、金融緩和策(インフレ誘導による景気刺激策)

 ・マネー資本主義システムが機能停止した時のバックアップシステムが存在してないところにある。

 賃上げできるビジネスモデルを確立する事である。

*「根本原因分析」~不安、不満、不信

  不安 ; 経済的繁栄への執着からくる不安

  不満 ; 世の中から置き去りにされることへの不満

  不信 ; 周辺諸国の日本たたき(領土問題など)への不信
2,060年の未来

  人口減少社会は、一人一人の価値が相対的に高くなる社会だ。

  障害者も高齢者も一定の労働を通して社会参加することで、金銭換算できる対価を或いは出来ないとしても何らかの対価としての見返りを今まで以上に受け取ることが出来る機会が増える社会でもある。

  機械化、自動化で生産力が維持される中での人口減少は、増えすぎた人口を一旦減らした後に一定水準で安定させていくという合理的な明るい道理2,060年までの約半世紀、時代が大きく変わるのには十分な時間だ。

  かっては、黒船来航1,855年から1,905年(50年後)ロシアを相手に戦争をして勝利したことなど当時誰が予想しただろうか。1,940年代、泥沼化した敗戦国日本が1,990年代の経済大国を予想できたであろうか。

*問題は、能力ではなく勇気です。旧来型企業、政治、マスコミ諸団体が新しい時代に踏み出す勇気を持つことです。未来は若者の手の中に在る、そして絶えず大人の前を歩いている。先に消えゆく世代はそれを否定さることはできない。里山資本主義とは、マネー資本主義のバックアップシステムとして人類の生き残る道を示している。

以上 要旨記述 2017/12/11

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