報恩抄

著者:池田大作

1.永遠に人類を潤す広宣流布の大河

 弟子の勝利こそ最高の報恩

 報恩は生命の善性の極致~無明に打ち勝つ智慧

 忘恩は生命の魔性の表れ~無明に覆われて我執に縛られる

  ・三宝の恩  ~ 仏、法、僧の恩

  ・三徳    ~ 父母の恩、一切衆生の恩、国の恩

  ・三大秘法の顕示(本門の本尊、本門の題目、本門の戒壇)

 周の代が700年は文王の礼孝による。秦の世がほどもなく滅んだのは、始皇帝の非道な行いにあった。

2.大聖人の三徳が広宣流布を実現

 妙法を最初に弘通された日蓮大聖人の不惜身命の戦いがあったればこそであり、大聖人に繋がる強情な信心にこそ広宣流布と幸福の源泉がある。

 「日蓮が慈悲広大」         「親の徳」

 「一切衆生の盲目をひらける功徳あり」「師の徳」

 「無間地獄の道をふさぎぬ」     「主の徳」

3、大聖人は自ら法華経の行者として「三障四魔」と戦われる姿を示され、一人一人の生命に動執生疑を起こしていかれた。

 実践なき輩 ~ 「六師外道」の末流であってはならない。

  創価の父、牧口先生、戸田先生の如く、現実の社会に実現され立ち上がられた姿に学びたい。

4、穢土の一日の功徳とは「変革の宗教」

 現実から逃避して極楽なる世界を志向する中に在って、どこまでも

 この現実世界こそが真の仏道修行の道場である。「一念の変革」があれば直ちに境涯を変革していくことが出来る。

  • 悪世こそが広宣流布開拓の時

 部分的、間接的な教法が広まった正像二千年の弘教よりも直接に仏性を触発する大法を弘める「末法一時の弘教」のほうが優れているのです。

  • 勝利こそ、師匠への報恩

 真の弟子たる青年の勝利を待っている。

 以上 要旨記述 2016/03/10

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