Ⅰ、調和理念
1、「21世紀への対話」 ~ ”池田、トインビー対談”から読み解く。
- 本源的欲望~生命感情(宇宙生命との合一を求める欲望)(愛に向かう欲望。慈悲の欲望)
- 魔性の欲望~各種の欲望との連係を分断し、それらを自己の支配下に置こうとする邪悪な欲望
2、人間と人間の調和 ~ 平等思想
3、人間と自然の調和 ~ 土地の公有化、(依正不二)、人間のために奉仕、自然を征服
4、国家と民族間の調和 ~ 人種差別(人権)
5、人間と社会の調和 ~ 労使関係、組織のリーダー像
リーダーの条件 ~ ①包容力、②公平さ、③確信、④責任感、⑤先見性、
6、人間と宇宙の調和
小我と大我の分離、対立、緊張を克服するための処方箋(調和合一)
小乗経の処方箋は幼稚で実行不可能である。
*トインビー博士の大我と小我の調和、合一について!
自己超克を達成させる方法は、小我の慈悲の導くところに従う。すなわち小我と大我を慈悲と
いう欲望の中へ溶け込ませることである。
*池田は宗教指導者の立場から!
真実の宗教の役割は、人間に欲望超克の力と勇気を与え、その人間性を開発する事にある。
人間の内奥にある生命という実在を覚知させ、さらにそれを宇宙生命へと融合させる力をもっ
ていなければならない。それこそ人間と宇宙の調和である。
Ⅱ、人間学思想の特徴
1、立正にして安国 ~ 精神変革と社会変革の関係
2、立正即安国
3、立正と安国
- 道徳理想主義にはまらない社会変革を目指す。人間革命に帰する。
Ⅲ、世界平和を論ず
1、世界平和観の基本的特徴
①積極的平和主義の提唱
②絶対的平和主義の追求
③徹底的な平和主義の遂行
2、世界平和観の哲学的基礎
①生命至尊論
②宇宙生命論
③天台合一論
3、世界の恒久平和実現のための奮闘
①ソフトパワー(時代の眼で平和を見据える)
②国家主権から人類主権へ
③国連中心主義
Ⅳ、池田大作研究
1、池田大作研究機関の設置
2、研究の発展
3、研究の生成発展の背景
以上 2012/10/02
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