暴走する国家恐慌化する世界

一般書籍

副島隆彦VS佐藤優

「宗教の本質は、直観と感情である」フリードリヒ・シュラィエルマッハー

当てずっぽうな直感を意味するものではなく、きちんとした知識によって宇宙を洞察する基礎体力を身に着けたものが得る直観である。

・予言と預言の違い ~ 全く異なった概念である。殊に預言者と云うのは、世俗の価値に囚われないある種の超越的感覚の持ち主であり、他の専門家が常識と考えていることを疑い、あえて無視している事項に着目する。

序章、アメリカ大統領選に隠された真実

(ユダヤ・ロビーを無視して国際情勢は認識できない)

1,奇跡を肯定するキリスト教 西欧文明の虚偽

①イエスを神とするキリスト教は、トンデモ理論か?

「イエスの復活」と「人類が月に言った」とを信じるのは同格で、“信じるか、信じない(疑う)」かの問題 ~ 信心の領域の問題

ミラクル(奇跡)とマジック(奇術)の違い

神話はどのようにして形成されるのか。キリスト教徒はマジックを嫌う。

*アメリカ発の金融恐慌で(2007年8月)アメリカ人、ヨーロッパ人の敗北が始まった。

2、ニューヨーク金融財界人に操られるアメリカ大統領

・優れたアメリカのジャーナリストと云われる人達は、“もう自分たちは、悪いことに加担したくない、汚いことはしたくない”と決めた大組織の中の脱落者に多い。

・アメリカの保守思想(リバータリァニズム)とは、“権力が嫌い、官僚が嫌いで統制を嫌い税金を取るな、過剰な福祉はするな、放っておいてくれ“と云った生き方を持った思想。反国家(反統制)思想

*「一番優秀な人間は、悪事に手を染めないものだ。」

トーマス、ジェファーソン(米第三代大統領)~真のポピュリスト

“政府や国家の機能は最小限度でよい”~国民(民衆)の権利を国家政府は絶対に侵害するな。”

・ポピュリストというのを日本では、小泉首相や田中真紀子のような人気に迎合する人と云うように誤解されているようだが本当の意味は全く違い、“金融財閥がアメリカのデモクラシーを実質的に奪い取ったことを許さないぞ”と云う意味である。                    1、

*リバータリアン派は、ファッシズムを最も嫌い、主義(イズム)を嫌う。

綺麗ごとを言わず泥臭く、理想主義ではない。最も善良なユダヤ思想。

3、世界を動かすユダヤ・ロビー実力

三つのユダヤ・ロビー

  • ①コスモポリタン②シオニズム③反ユダヤを叫ぶ面倒なユダヤ・ロビー

・アメリカと対等に付き合えない日本の外務省

愛国的な外務省員は切り捨てられる

第1章、アメリカドル覇権の崩壊で恐慌化する世界

1929年の世界大恐慌を凌ぐアメリカ発の金融危機の正体

1、今アメリカ外しの動きが始まっている。

  • ①「アメリカを処分する案」が出来つつある。

「BRICs」ブラジル、ロシア、インド、中国(四大国)

  • ②従来の経済学理論は通用しない。

何故恐慌が起きるのか ~ お札と国債(債権)の刷りすぎが主原因

  • ③AIG保険会社をなぜ救出したのか。

リーマンブラザーズは支えきれず、AIGは助けた。

ミルトン・フリードマン~金融先物市場理論

  • ④カジノ経済を操る金融マンのインチキが暴かれた。

今になって「時価会計制度」の放棄を宣言する金融庁の面々(官製不況)

2,金融工学の限界~ラチオ(強欲)が作り出したコンピューター金融数学(工学)

①ライブドアーの株式分割は、国家反逆罪にも相当するとんでもない奴だ。

インターネットとテレビ局を融合して一体化させることで、テレビコマーシャルが不要になる。そうするとテレビ局と新聞社による広告宣伝の資金でマスメディアによる国民洗脳が出来なくなりメデァと電通は困ることになる。そこでホリエモンは追放された。

②新自由主義の米国に追従して、ひどい目にあわされる方向を目指すのか

あるいは、これからファッシズムに向かうのか、両極に分かれてきている兆候が見えます。金融市場と云うのは、実に変な賭場でもあるようだ。

3、大打撃を受ける日本の金融機関

①浮世の掟として~定価の1/20の原理[モノの本当の原価(捨て値)]

(半値8掛け2割引き)株式用語

②再勝負できる割合は2割程度

一般国民に国債を売るようになると国は危ない。

③無償の愛とは親子にしかなく、兄弟親戚ではダメである。

4、世銀IMF体制は一旦崩落する。

アメリカドルは基軸通貨の権利を剥奪される。世界決済機能(貿易と送金と資金の移動を保証する体制)の維持を図るため、修正IMF体制(ドル建て石油価格)に移行する。TCC三極委員会(米、欧、日)                   2、

5,アジアの実力 ~ 実体経済+労働人口(世界の2/3)

世界覇権国(100120年スパン)・景気の60年説(コンドラチェフ)

第2章、秘密結社の実像

(西欧を動かす民族思想と宗教)

1、陰謀の分析なしに、国際情勢は読めない。

現代史の中心はヨーロッパ(イギリス)とアメリカの闘い~金よりも石油

・ロックフェラー石油財閥が世界支配の頂点にいる(実質支配)

・ソ連共産主義陣営とアメリカ自由主義陣営の闘い(表面支配)

(世界人民大衆を操るための対立構造であった。)

2、陰謀論ではなく、共謀理論

ユダヤ、キリスト ~ ユダヤ教の中からキリスト教が生まれた。

大教団になったキリスト教組織を疑う。

旧約聖書(バイブル)はユダヤの聖典

新約聖書はイエス・キリストの男の物語

*大組織化されたキリスト組織を疑う。

3、ユダヤ教の本質は、ラチオ(合理)とリーズン(理性)

ユダヤ教 ~ モーゼという男の物語

この合理と理性に従った行動を徹底的に執ります。このユダヤイズムの中からそれを嫌ったイエスやムハンマド(イスラム創始者)が生まれた。

つまり、ラチオナリズム合理主義には人間は勝てないのだけれども、“過度な強欲”「強欲・拝金」は良くない ~ ラチオ(保険、利子)

釈迦とイエスとムハンマドは、「愛と恩寵」「慈悲と慈愛」それは、人間を動物のように扱うなと思想である。

それを教団とし組織集団化してきた。やがて組織は悪を生み腐敗化する。

4、ロシアではインテリ(知識人)が優遇されている。

・インテリ層が政治に顔を出させないようにしている。(過度に政治化しない人が、尊敬される)

・キリスト教会(カトリック僧侶階級)に反抗する宗教思想として、

フリーメーソン=イルミナティが存在する。(日本におけるロータリークラブとライオンズクラブのような関係)

日蓮正宗と創価学会との関係 ~ (法華講と池田大作)

・神との契約から摂理重視になった近代キリスト教;神政一致

現実社会が(世界)神の世界と一致しているとする。例えば日本国憲法では、外側は天皇(国主)立憲君主制で、内側はデモクラシー(民主政治)

になっているようだ。

*カトリック(ペテロ)・プロテスタント(パウロ)・ロシア正教(ヨハネ)

第3章、ロシアの野望と裏で操る二大勢力

(実力者プーチンとユダヤ・ロビー)             

1、愚民政策(酒とたばこが安いインテリと老人を大事にするプーチン政策)

・1998年8月デフォルト宣言による、実物、実体のある資産と産業作りに邁進し、ロシアを立て直したプーチン大統領。(自由金融市場と云うウソ、マネーゲームに翻弄されない)

・それにしては、日本における過剰医療と過剰介護制度による制度疲労が目に余る。~ ロシア人の平均寿命、男(70歳)女(80歳)

・ロシアには保険思想はない

・デリバテイブ(保険)の正体~これらの保険業はユダヤ人が作った思想

2,ユダヤ・ロビー特にシオニスト系との関係が良い。

第4章、グルジアで発火したロシアとアメリカの戦争

1、グルジア経由、カスピ海、黒海の原油を巡る争奪戦。

やがて中国はロシアと組みアメリカと衝突する恐れあり。

2、日米同盟で中国と対決せよ。

その裏で、米中対話で頭越し外交はどう解釈したらいいのか。

3、IAEA(国際原子力機関)の監視対象国日本

防衛省、東電、三菱重工、自民党が核保有を秘かに追求している。

4、北朝鮮発パキスタン経由(カーン博士)で、中東諸国に核拡散しつつある。(核の密売)~ノドン、テポドンの発射実験の実像。

5、北朝鮮を裏から支援しているのは、中国である。

金詠南(軍のトップ・最高人民会議常任委員長)は、アメリカCIAの息がかかっている。

6、中国はイスラエルと縁を切り、アラブ諸国に近づいた。

アメリカは北朝鮮問題を中国に丸投げすることにした。

第5章、劣化し暴走を始めた日本の行方

属国日本の外交にインテリジェンスはいない

(アメリカと官僚に乗っ取られた日本。新統制経済国家へと転落する)

1、属国日本の外交 ~ 良心に反する仕事をさせられる

・北方領土問題  ~ 返還させない、いじらせない(鈴木宗男事件)

・ロシアとは絶対に仲良くさせない~ダレス長官(第二次大戦敗戦時)

・アメリカの名をかたり、四島一括返還以外は絶対に呑まないとする愛国派を叫ぶ輩。(一部の外務官僚)~戦前の海軍善玉・陸軍悪玉論。

2、情報を的確に判断していくには、情報だけではなく肌で感覚を掴むことも大事になってくる。

・経済界における動き

イオングループ(岡田克也の父)は三井ロスチャイルド系

セブン&アイ・ホールディングスはロックフエラー系

トヨタグループは両天秤で両方にお金を払う。          

良心に反する仕事、過剰な忖度をする外務官僚の輩

3、官僚亡国論

・国家公務員制度による試験がある。政治家は選挙で選ばれるが彼らには選挙制度はない。国民を愚民と見る

(収奪機関)~ 国税庁、法務省と警察防衛省、外務省  

「暴力的存在」特に暴力性が表面化しやすい機関としては、税金を徴収する国税庁や法の番人を自称する法務省、警察、暴力装置を備えている防衛省、

・アメリカの番犬と揶揄される外務省田中均(アジア大洋州局長)三極委員会日本事務局担当(ロックフエラー)

 船橋洋一(朝日新聞)・手島龍一(元NHKワシントン支局長)

・文明と文化の違い ~ 日本は東アジア文明の一部であり、日本文明というものは本来存在しない。  

・中国では大監(官僚)太太(官僚の奥様)太子党(共産党幹部の息子、娘)

・自公連立政権は官僚内閣制である

議院内閣制ではなく財務省内閣制とも言われている。

4、日米同盟+ロシア=地政学主義こそ日本の正しい選択

1、親米主義  ~ 沖縄問題、集団的自衛権問題

2、アジア主義 ~ 中国中心主義、大東亜共栄圏(八紘一宇)

五族協和(漢、日本、朝鮮、満州、蒙古民族)

3、地政学主義 ~ 帝国主義外交(日、米、中、露)

5、国家に依存しない生き方

悪い奴を政治家にしないという基準、これは善悪とはあまり関係のない力の論理ですから、極端に強い者を政治から追放する。

あまり政治に期待しない生き方。

「政治の本質」とは、“巨大な悪”という事を認識せよ。

  中国の毛沢東のような人間が、歴代の皇帝です。そういうとんでもない

悪人が北京にいないと統一が保てないのが現状なのです。

開発独裁 ~ シンガポール(リ・クアンユ)マレーシア(マハテイール)

韓国(朴正輝)台湾(李登輝)

6、戦争とは国家間でしか起きません。

テロリストとの戦争などありえません

7、子供ユダヤ人(出世コースを駆け上がる)

子供の頃から、自己利益の追求と出世欲の強い人間として育ち、きわめて合理的精神に富んだ人々。

*バカな自民党政治家たちを騙して実質支配している官僚達(高級公務員)

国家統制、教化、監視カメラ、新札切り替え、預金引き出し制限

本物の左翼はなくなり、ファシズムの到来などないかのように批判勢力、反権力主義者がいなくなる。

外務官僚や裁判官僚(司法官)

以上 2020/08/31

コメント